南海電気鉄道の鉄道連絡航路にシーグライダーを導入してみては

シーグライダーとは

シーグライダーとは、地表や水面付近で翼が受ける揚力が大きくなる現象を利用した、水面から数メートルほどの高さを飛行する乗り物です。
出港時は船のように航行、港を離れると水中翼による高速航行、さらに外洋へ出ると水面から数メートル上空を高速で低空飛行します。
現在、アメリカのREGENT社によって開発中であり、2025年に実用化予定となっております。
完全電動式で、低空飛行の状態での最高速度は290km/h、航続距離は800kmとのことです。
シーグライダーの利点は既存の港湾施設を利用することができることです。
日本企業では、ヤマトホールディングス株式会社や日本航空が出資しています。

南海電気鉄道の鉄道連絡航路とは

現在、南海電気鉄道の鉄道連絡船航路には、南海フェリーが運航しています。
和歌山港―徳島港間の所要時間は約2時間です。

南海フェリーは和歌山港にて、難波―和歌山港間を結ぶ連絡特急に連絡しています。
難波―和歌山港間の所要時間は約1時間です。

難波―徳島港間1時間30分台も夢ではない

南海電気鉄道の鉄道連絡航路にシーグライダーを導入すると、和歌山港―徳島港間の所要時間は、おそらく20分程度になるのではないかと予測されます。
したがって、和歌山港での乗り換え時間約10分とした場合、難波―和歌山港間の所要時間は1時間30分台になります。

また、シーグライダーの実用化が予定されている2025年といえば、大阪関西万博が開催される年でもあります。
もし、大阪関西万博の開催までにシーグライダーの就航が間に合えば、関西国際空港からの外国人観光客を徳島に呼び込む起爆剤となるのではないでしょうか?

公開日:2023年06月19日
最終更新日:2023年12月07日